ワンピカードで初めて発売されたスタートデッキ4種に加え、スタートデッキ「Film edition」やブースターパック、そして本日(9月30日発売の海軍)などの発売によってデッキ構築の幅は大きく広がりました。
今後も新たなスタートデッキやブースターパックの発売を控えているワンピカードですが、気になるのは「現環境で使用されているデッキではどれが一番強いのか」ということではないでしょうか。
そこで今回は、現環境で最強と囁かれるデッキや初心者におすすめのスタートデッキ、各デッキの特徴などについて詳しくご紹介していきます。
「どれが強いのか」については、あくまでも大会優勝結果の情報や各デッキの特徴などから推察する内容とはなりますが、ぜひ参考までにご覧になってみてください。
【ワンピカード】現環境で強いのは「緑単キッド」か
現環境のテンプレート化されているデッキには「赤単ゾロ」「赤単ルフィ」「紫カイドウ」など、ほかにもかなり強力なデッキが複数あります。
どれもそれぞれに強みがあり、使いこなすことができればとても強いデッキですが、各大会の優勝成績やリーダーカードの性能、使いやすさなどの総合的な観点から考えると「緑単キッド」のデッキは現環境では限りなく最強に近いと考えています。(筆者の観点なので悪しからず)
緑単キッドデッキで目指すのは、ドン!!カードを大量に付与したリーダーカードの「ユースタス・キッド」で2回攻撃するというところです。これは対戦相手からすると、何としても阻止しなければならない流れとなりますよね。
さらに、上記リーダーカードを筆頭に、3コストでダブルアタックが可能なキッド、ドロー効果を持った8コストのキッドといった各「ユースタス・キッド」カードがとても強力。
加えてそのほかの「超新星」キャラのカードや超新星キャラ以外にも、個々の能力が強いカードが多いという特徴もあります。
緑単キッドデッキでとくに強い・重宝するカードの例
- 各「ユースタス・キッド」(3種)
- 序盤からデッキのサーチに重宝する「ジュエリー・ボニー」
- ドン!!の付与で2回攻撃ができる「バジル・ホーキンス」
- コストを節約してブロッカーに繋げられる「シャチ」「ペンギン」コンビ
- 上記「ペンシャチコンビ」を登場させる&カウンター+2000「ベポ」
- 登場時に問答無用で3コスト以下1枚をKOできる「キラー」
- カウンター+2000&4コスト以下1枚をレストに「イゾウ」
- 超新星キャラorハートの海賊団をアクティブにする「トラファルガー・ロー」
など
ここまででお伝えしたような理由から、少なくともかなり強力なデッキのひとつであるということは言えるでしょう。
実際にSNSなどの対戦報告を調べてみても、緑単キッドデッキの採用率や勝率は高いように思います。
スタートデッキ「最悪の世代」からも派生させやすい
前述した「強い・重宝するカードの例」を見ていただくと分かる通り、緑単キッドデッキはスタートデッキ「最悪の世代」に含まれるカードが多く採用されており、比較的デッキ構築がしやすいのもポイントです。
ただしダブルアタックが可能な3コストの「ユースタス・キッド」は公認イベント限定でもらえる「プロモーションパック」に収録されているもので、なお且つ他カードでの代用もしずらい点だけはデメリットと言えるかもしれません。
フリマサイトなどで購入するとなると安くても1枚あたり2,000円前後、4枚購入で揃えるとなれば8,000円近く必要となる計算なので、できれば毎月開催される「交流会」などの公認イベントを楽しみながら少しずつ集めると良いでしょう。
【ワンピカード】初心者におすすめのスタートデッキなら「麦わらの一味」
現在発売されているスタートデッキ
- 赤単色「麦わらの一味」
- 緑単色「最悪の世代」
- 青単色「王下七武海」
- 紫単色「百獣海賊団」
- 紫単色(ONE PIECE FILMシリーズがテーマ)「FILM edition」
2022年9月13日の執筆時点では上記5種類のスタートデッキが販売されています。
どれも品薄状態が続いているものの、直近で再販が行われたこともあるため「初めてワンピカードを入手できた!」という方もいるのではないでしょうか。
現在発売中のスタートデッキの中でも、とくに「これからワンピカードゲームを始める」という方におすすめなのが、赤単色の「麦わらの一味」です。
理由や主な戦術はは次の項目より詳しく解説していますので、気になる方は併せて目を通してみてくださいね。
戦術も効果もすぐに理解しやすく扱いやすい
「麦わらの一味」のスタートデッキには低コストなキャラカードが多く、個々が持つ効果も「速攻」「パワーアップ」「ドン!!の付与」などシンプル且つ理解しやすいものばかりです。
カードの効果でパワーアップし、序盤から小型キャラの手数でダメージを稼ぐという明快な戦術も、ルールを覚えることに集中するには最適なデッキと言えます。
また、「麦わらの一味」のスタートデッキを持っていれば、スタートデッキの戦術を引き継ぎつつもより強力な「赤単ゾロデッキ」や「赤緑ローデッキ」などに応用もできるので、「麦わらの一味」は持っていて損はないでしょう。
そのため、「現環境で最強のデッキを試したい!」という方は緑単キッドデッキ、「まずはスタートデッキでゲームに慣れたい!」という初心者の方には麦わらの一味デッキがおすすめです。
【ワンピカード】各スタートデッキの戦術と特徴を簡単解説
スタートデッキ「麦わらの一味」の戦術や特徴は前述した通りですが、そのほか以下の4種類についても簡単に戦術と特徴を解説していきます。
- スタートデッキ「最悪の世代」
- スタートデッキ「王下七武海」
- スタートデッキ「百獣海賊団」
- スタートデッキ「ONE PIECE FILM edition」
なお、各スタートデッキごとに戦い方やおすすめのカードを詳しくまとめた記事もご用意していますので、気になるスタートデッキがあればぜひご覧になってみてください!
スタートデッキ「最悪の世代」の戦術と特徴
スタートデッキ「最悪の世代」は、「緑単キッドデッキ」と同様に2回攻撃が可能な「ユースタス・キッド」が採用されています。
超新星キャラが多い点やリーダーカードの特徴から、戦術としては冒頭でご紹介した緑単キッドデッキとそれほど変わりはありません。「ユースタス・キッド」や「トラファルガー・ロー」などを使い、特定のキャラによる複数回攻撃を狙うようにすると良いでしょう。
5コスト以下の超新星もしくはハートの海賊団キャラをアクティブにする「トラファルガー・ロー」の登場に繋げることで、アタッカーキャラで攻撃を仕掛けたあと、次ターンまで生き残っていればトラファルガー・ロー自身での攻撃も可能です。
上記のような戦術通りに進める場合、本デッキにおけるメインのアタッカーは「超新星」の特徴を持つ「ウルージ」「X・ドレーク」「バジル・ホーキンス」を利用するケースが多いようです。
(プロモーションパックに収録されている3コストの「ユースタス・キッド」もあると理想です。)
また、序盤では「ジュエリー・ボニー」を使い、ある程度手札に加えるカードをコントロールできるとより有利に進められると思います。
スタートデッキ「王下七武海」の戦術と特徴
スタートデッキ「王下七武海」では、ブロッカーの「トラファルガー・ロー」などを駆使して攻撃を防ぎつつ、「マーシャル・D・ティーチ」などを利用して相手のカードを手札やデッキにひたすら戻していきます。
ある程度盤面が有利になってきたところで、パワー6000かつブロッカーの効果を持つ「クロコダイル」や、高コストキャラを戻せるパワー7000の「ドンキホーテ・ドフラミンゴ」などを駆使し上手くダメージを与えましょう。
また、相手のカードを戻すだけでなく、自分が出したアタッカーやブロッカーカードを回収する動きも忘れてはなりません。
派手な戦術はなく、ジワジワと相手の戦力を削いで着実にダメージを与えていくのがこのデッキの戦い方であり、1回1回の考え抜いた「丁寧な一手」が重要な癖のある戦術が魅力です。
スタートデッキ「百獣海賊団」の戦術と特徴
スタートデッキ「百獣海賊団」は、「素早くドン!!を増やし、素早く高コスト高パワーで圧倒する」という動きに尽きます。
カード1枚1枚を改めてみるとよく分かりますが、このデッキは「登場時:ドン!!カード-〇(指定の数字)」と記載されているキャラカードが多く、登場時効果ばかりを見ているとドン!!カードが枯渇して回らなくなってしまうので注意が必要です。
序盤からステージカード「鬼ヶ島」やキャラカード「ジャック」、イベントカード「無頼男爆弾」などを利用して、優先的にドン!!カードを十分に増やすことを目指しましょう。
また、ドロー効果を持つキャラカードには、ドン!!1枚の消費でドローが可能な「クイーン」や「ササキ」がいます。
高コストで圧倒的なパワーを持つ「キング」や「カイドウ」を引いて準備しておき、ドン!!カードが増えたところでタイミングを見計らって一気に制圧するのが代表的な流れです。
戦術自体は明快なので、意外と初心者でも楽しめるデッキと言えるのではないでしょうか。
スタートデッキ「FILM edition」の戦術と特徴
スタートデッキの「FILM edition」は、過去に公開されたワンピース映画「ONE PIECE FILM」シリーズに登場するキャラクター達をテーマに構築された紫単色デッキです。
リーダーカード「シャンクス」は、ドン!!カード3枚をデッキに戻すことで、「FILM」の特徴を持つキャラすべてのパワーを+2000に上げる強力な効果を持っています。
また、映画「ONE PIECE FILM」シリーズのボスキャラである「シキ」「ゼット」「ダグラス・バレット」が持つ効果も、以下のように強力です。
「シキ」「ゼット」「ダグラス・バレット」が持つ効果
- シキ…6コストパワー7000/自分の場にドンが8枚あれば「シキ」はKOされない
- ゼット…7コストパワー8000/ゼットが「打属性」のキャラと戦う際、ゼットはターン中パワー+3000/ドン!!-1枚でゼットのパワーが+2000
- ダグラス・バレット…8コストパワー10000/ドン!!-4枚で相手の6コスト以下2枚をレストし、その後「ダブルアタック」の効果を得る
どれも高コストですが、圧倒的な高パワーで、スタートデッキ「百獣海賊団」と傾向が似ていますね。
しかし「百獣海賊団デッキ」とは異なり、1コスト~3コスト、4コストで使いやすいカードが多いので、ドン!!の増やしやすさ、デッキ全体の扱いやすさで言うとより初心者向きであると言えるでしょう。
ワンピカードのデッキはどれが強い?初心者おすすめデッキのまとめ
今回は現環境で最強とも言われることの多い「緑単キッドデッキ」や、各スタートデッキの中で初心者に最もおすすめできるデッキなどについて詳しくご紹介しました!
ワンピカードは2022年7月に始まったばかりということもあり、現時点では比較的扱いやすく初心者でも楽しめるデッキが多い印象です。
「人気の強いデッキを使いたい!」という方は緑単キッドデッキ、「これからゲームに挑戦する!」という方はスタートデッキ「麦わらの一味」が良いのかなと思います。
今後もワンピカードのデッキやカードについて研究していきますので、ぜひ他の記事も参考にしていただけると幸いです!